『ころべばいいのに』|疲れた心が、少しスッキリした絵本

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最近、娘が
「学校、なんか疲れる」
と口にするようになりました。

はっきりした理由があるわけではないけれど、
人間関係の中で、気を張ったり、我慢したり、
小さなストレスが積み重なっているように感じます。

そんなときに読んだのが、
ヨシタケシンスケさんの絵本
『ころべばいいのに』でした。

思わず共感してしまう、最初の一文

この絵本の冒頭は、こんな言葉から始まります。

わたしには きらいなひとがいる。
なんにんか、いる。
どうしてあんなことをいうんだろう。
じぶんがされたらイヤなことを、
どうしてひとにできるんだろう。
みんないしにつまずいて ころべばいいのに。

正直、大人でも
「わかる……」
と思ってしまうような感情です。

きれいごとではなく、
誰もが心の中で一度は思ったことのある気持ち。

それを、そのまま言葉にしてくれているところに、
この絵本の力があると感じました。

「嫌い」という感情を、否定しない

この絵本は、
「人を嫌ってはいけない」
「仲良くしなさい」
とは言いません。

嫌いな気持ちを抱えたまま、
どうやって自分の心を落ち着かせるか、
どうやってその感情と折り合いをつけるか。

主人公の女の子は、
空想したり、考えたりしながら、
少しずつ自分の気持ちを整えていきます。

その過程が、とてもリアルで、
読んでいるこちらまで呼吸が深くなるようでした。

女の子の主人公だからこそ、重なった

ヨシタケシンスケさんの絵本の中でも、
この作品は珍しく主人公が女の子です。

娘を見ていると、
女の子は特に人間関係の機微に敏感で、
言葉や態度を深く受け取ってしまうことが多いように感じます。

この絵本の女の子の心の動きは、
まさに今の娘と重なる部分がありました。

読後、
「なんか、ちょっとスッキリした」
と言った娘の表情が、印象に残っています。

親として、そばにいられること

子どもが学校生活に疲れているとき、
親ができることは、実は多くありません。

解決してあげることも、
相手を変えてあげることもできない。

でも、
一緒に絵本を読んで、
「そう思うこと、あるよね」
と気持ちを共有することはできます。

『ころべばいいのに』は、
そんな時間をそっと支えてくれる絵本でした。

おわりに

嫌いな気持ちは、なくならない。
でも、抱え方は選べる。

この絵本は、
感情を押さえ込むのではなく、
自分で自分を癒す方法があることを
やさしく教えてくれます。

学校生活に疲れている子にも、
そして、そばで見守る親にも、
そっと寄り添ってくれる一冊です。

『ころべばいいのに』は、嫌いな気持ちやモヤモヤした感情を否定せず、静かに寄り添ってくれる一冊です。

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ヨシタケシンスケ絵本まとめ|子どもの気持ちに寄り添い、親も救われ | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート

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