『字のないはがき』「生きていてよかった」と思う気持ちが胸に残る絵本

本の読み聞かせ おすすめの絵本

戦争の話を、子どもにどう伝えたらいいのか。
正直、いつも迷います。

怖がらせたくはない。
でも、なかったことにもしたくない。

そんな中で手に取ったのが、
『字のないはがき』という絵本でした。

この本を選んだ理由

私の祖父も、戦争中に田舎へ疎開していました。
詳しく語られることは多くありませんでしたが、
「親と離れて暮らしていた」という事実だけでも、
今の時代から考えると、とても重いことだと感じます。

小さな子どもが、
親と離れて、知らない土地で暮らす。

もし自分だったら、
もし今の子どもたちだったら、
どんな気持ちになるだろう。

そんなことを、
少しでも想像するきっかけになればと思い、
この本を選びました。

簡単なあらすじ

戦争中、病弱だった妹は疎開先に預けられ、
家族とは離れて暮らすことになります。

ある日、妹が家に戻ってくる。
それは、無事に生きて帰ってきた日。

父親は、知らせを聞くと、
はだしのまま外に飛び出し、
痩せ細った妹を抱きしめて、声を上げて泣きます。

「生きていてよかった」
「ごめんね」

言葉は多くありませんが、
その場面から、父親の気持ちが痛いほど伝わってきます。

親になった今、胸に刺さる場面

子どもの頃に読んでいたら、
きっと「かわいそう」「大変だった」で終わっていたかもしれません。

でも、親になった今読むと、
父親の気持ちに強く共感してしまいます。

守りきれなかった後悔。
それでも、生きて帰ってきてくれた安堵。

あの「はだしで飛び出す」という描写に、
言葉にできないほどの感情が詰まっているように感じました。

子どもたちに伝えたいこと

この本は、戦争の悲惨さを声高に訴える絵本ではありません。
でも、だからこそ心に残ります。

「昔は、小さい子どもが親と離れて疎開していたんだよ」
「もし自分だったら、どんな気持ちかな?」

そんな会話を、
無理なく、自然に始めることができる一冊だと思いました。

静かだけれど、忘れられない一冊

『字のないはがき』は、
読み終わったあと、すぐに感想を言葉にできる本ではありません。

ただ、胸の奥に、
じんわりと残り続けます。

戦争を知らない私たちが、
それでも「想像しようとする」ための、
大切な一冊だと感じました。

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