『あきらがあけてあげるから』「自分でやりたい」をそっと応援したくなる絵本

本の読み聞かせ おすすめの絵本

この絵本は、
お菓子の袋がうまく開けられなくて、悔しい思いをする男の子の場面から始まります。

どうしても開けられなくて、お母さんにお願いすると、
お母さんはサッと開けて、

「ホイ」

と渡す。

すると、
「……なんていうの?」と聞かれ、
男の子は少し戸惑いながら、

「……ああ。ありがとうございます。」

お母さんは
「はい、どういたしまして。」

このやりとり。

読んだ瞬間、
「これ、うちでもよくあるな」と思いました。

文章だけで読んだら何気ないやりとりだけど、
絵で見ると、子どもの“悔しさ”がすごく伝わってきます。

きっと男の子は、
開けてもらえて嬉しい気持ちと同時に、
「自分でできなかった」悔しさも残っていたんだと思います。

「全部、できるようになりたい」

この出来事をきっかけに、男の子は
「全部、自分でできるようになりたい」
と思うようになります。

その気持ちが、なんだかとても健気で。

うちの下の子も、もともとは
「やりたい」「やってみたい」気持ちが強いタイプでした。

でも、
こぼしたり、失敗したり、後片付けが大変だったりして、
私のほうが先に手を出してしまうことも多くて。

気づいたら、
開けにくいお菓子や、こぼれそうなゼリーは
最初から私に渡してくるようになりました。

手間は減ったけど、何かを失った気がした

正直、楽です。
こぼれないし、時間もかからない。

でも、
その姿を見たときに、
「やる気を少しずつ失わせてしまったかもしれない」
と思いました。

本人は何も言わないけれど、
「どうせできないから任せよう」
そんな気持ちが、知らないうちに育っていたのかもしれません。

できなくてもいいから、やってみる

この絵本を読んで思ったのは、

できなくてもいいから、やってみたい気持ちを大切にしたい

ということ。

失敗しても、
こぼれても、
時間がかかっても、

「やってみな〜」
と大きな気持ちで見守れる親でいたい。

…理想だけど、
できない日もたくさんあるけれど。

それでも、
この絵本を思い出して、
一呼吸おいて待てたらいいなと思います。

親が先に“できること”を奪っていないか

あきらがあけてあげるからは、
子どもの成長の話であり、
同時に、親の姿勢を問いかけてくる絵本でした。

手を出す前に、
「今、この子はやってみたいかな?」
と考えること。

小さなことだけど、
大切なこと。

そんなことを、静かに教えてくれる一冊です。

「やってみたい」という気持ちを、
つい先回りして止めてしまっていないかな、と考えさせられた一冊です。
子育ての中で、見守ることの難しさと大切さを感じたい方に。
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