『あのひのきもち』相手の気持ちは、はかれない。優しい気持ちを育む絵本

本の読み聞かせ おすすめの絵本

『あのひのきもち』は、
ネズミとリスくんのやりとりを通して、
気持ちを理解しようとすることの難しさと、やさしさを描いた絵本です。

友達の悲しみを、分かろうとするネズミ

ネズミは、友達のリスくんが悲しんでいることに気づきます。

でも、
その悲しみがどれくらい大きいのか、
どれほどつらいのか。

ネズミは一生懸命考えるけれど、
やっぱり本人ではないから、
本当の大きさまでは分からない。

この場面は、
とても現実的で、胸に残りました。

それでも、理解したいと思う気持ち

ネズミは諦めません。

「大好きだから、理解したい」
その気持ちが、行動として描かれていきます。

でもネズミは、
無理に分かったふりをしません。

代わりにネズミが選んだのは、
自分の気持ちを伝えることでした。

「リスくんと一緒にいられてうれしい」
「そばにいられることが大切」

自分の気持ちは、自分には分かるから。

気持ちの大きさは、はかれない

この絵本で印象に残ったのは、
• 相手の気持ちは、完全には分からない
• でも、想像することはできる
• 分かろうとする姿勢そのものが、思いやり

ということ。

「このくらい悲しいのかな」
「こんな気持ちなのかな」

そうやって考えること自体が、
相手を大切にしている証なのだと思いました。

家族にも、友達にも大切なこと

これは、
子ども同士の友達関係だけでなく、
• 家族
• 親子
• 夫婦

どんな関係にも当てはまる話だと感じます。

同じ出来事でも、
感じ方は人それぞれ。

比べることも、測ることもできない。

だからこそ、
「分かろうとする心」が大切なのだと、
そっと教えてくれる絵本でした。

読み終わったあと、やさしい気持ちになる

『あのひのきもち』は、
大きな言葉で教える絵本ではありません。

でも読み終わると、
少しだけ人にやさしくなれる。

誰かの気持ちを、
すぐに分かったつもりにならずに、
想像してみようと思える。

そんな、静かであたたかい一冊です。

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