『クジラがしんだら』|死んだあとも続いていく、いのちの物語

本の読み聞かせ おすすめの絵本

2024年、大阪湾にマッコウクジラが迷い込んだというニュースがありました。
その後、亡くなったクジラは土に埋められ、骨格標本にするために最近掘り起こされた、という続報を下の子が見て、

「これはなに?」
と聞いてきました。

そのとき、ふとこんな話をしました。

「もし海に戻していたらね、
きっとたくさんの生きものたちのごちそうになったと思うよ」

土に埋めたことが悪いわけではない。
でも、海の中ではまた別の“自然の流れ”がある。

そんな話をしたあとに読んだのが、
この絵本 『クジラがしんだら』 でした。

深海に沈んだクジラの体は「終わり」じゃない

この本が描いているのは、
深海に沈んだクジラの死骸。

暗く、冷たい深海で、
クジラの体は生きものたちにとって
またとないごちそうになります。
• まずは大きな生きものたちが集まり
• 次に小さな生きものたちが
• 最後は、目に見えないほど小さな生物まで

クジラの体は、少しずつ、少しずつ、
たくさんの命につながっていく。

「死んだら終わり」ではなく、
「別の形で、生き続ける」

そんな自然の循環が、静かに描かれています。

かわいそう、だけじゃ終わらない

クジラが死ぬ、という出来事は、
子どもにとって少しショッキングかもしれません。

でもこの本は、

「かわいそうだね」

で終わらせない。

クジラの体が、
他の生きものの命を支え、
海の世界をつないでいく様子を見ることで、

命はめぐっている
消えてしまうわけじゃない

という感覚が、自然と伝わってきます。

ニュースと絵本がつながる瞬間

ニュースだけだと、
「へえ、そうなんだ」で終わってしまうことも多い。

でも、
その出来事と絵本がつながったとき、

子どもの中で
「点だった知識」が「線」になる。

今回の大阪湾のクジラのニュースも、
この絵本を読んだことで、

「もし海だったらどうなったんだろう」
「命って、こうやって続いていくんだね」

そんな会話につながりました。

自然の流れを、そっと教えてくれる一冊

命の話、死の話は、
どう伝えたらいいか迷うこともあります。

この本は、
説明しすぎず、押しつけず、
自然のままの流れを見せてくれる。

だからこそ、
• 生きものが好きな子
• クジラに興味がある子
• 「死んだらどうなるの?」と聞いてきたとき

そっと手渡したくなる絵本だと思いました。

☆クジラが死んだあと、海では何が起こる?
深海に沈んだクジラの体が、たくさんの生きものの命につながっていく自然の流れを、静かに描いた絵本です。命や自然について考えるきっかけに。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4t77PWf
※アフィリエイトリンクを含みます。

本の読み聞かせ

コメント

タイトルとURLをコピーしました