※怒られがちな子/自己肯定感が気になる家庭におすすめ
怒られたくない、ただそれだけなのに
『おこだでませんように』の主人公は、
学校でも家でも、いつも怒られている男の子。
先生の顔も、お母さんの顔も、
自分を見るときは「怒った顔」。
その描写が、とても静かで、でも胸に刺さる。
本当は——
「いい子だね」って言われたいだけ。
それなのに、どうしても怒られてしまう。
どうしたら怒られない?それって、悪い子だから?
この子は考える。
どうしたら怒られないんだろう。
どうしたら褒められるんだろう。
ぼくは、悪い子なのかな。
この問いは、
子どもだから生まれるものじゃなくて、
「怒られ続けた子」に自然と生まれる気持ちなんだと思う。
七夕の短冊に書いた、たった一つの願い
短冊に書いた言葉は、
「おこだでませんように」
「褒められますように」でも
「いい子になりますように」でもない。
ただ、怒られませんように。
その控えめさが、切ない。
大人の側が、気づいたこと
物語の後半で、
先生もお母さんも気づく。
自分たちが、
どれだけ「怒っている顔」でこの子を見ていたか。
そこで、ぎゅっと抱きしめる場面が出てくる。
何かを教える前に、
直す前に、
まず「そのまま」を受け止める。
それだけで、子どもは安心するんだと教えてくれる。
「いい子になりたい」で終わるラスト
最後の言葉は、
「いい子になりたい」
この言葉が、
前半の「怒られたくない」とつながった瞬間、
はっとする。
この子は、最初から
ちゃんと「いい子」でいようとしていた。
親として、反省した一冊
読んでいて、正直、反省した。
私もきっと、
子どもを見るとき、
注意する目、急かす目、叱る顔ばかりだったかもしれない。
この絵本は、
子どもを責める話じゃない。
大人の視線を、そっとひっくり返してくれる絵本だと思う。
☆でも家でも怒られてばかりの男の子が、七夕の短冊に書いた願いは「おこだでませんように」。
子どもの本音と、大人の関わり方を静かに問いかけてくれる一冊です。
親として、読んだあとに少し視線が変わる絵本だと思います。
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