『おしっこちょっぴりもれたろう』は、
一見するとちょっと笑ってしまうタイトルの絵本。
でも読んでみると、
これは「おしっこ」の話というより、
人それぞれが感じている“小さな不快感”の話だと思った。
自分だけが変なんじゃない、という発見
主人公は、
「おしっこがちょっぴりもれる」ことが、どうしても気になる。
周りから見れば、
・気にしすぎ
・たいしたことない
・言われなきゃ分からない
そんなことかもしれない。
でも本人にとっては、確かに不快で、確かに困っている。
この絵本のいいところは、
「それくらい我慢しなよ」とも
「ちゃんとしなさい」とも言わないところ。
同じような感覚の人が、実は他にもいる
ということを、そっと見せてくれる。
子どもは、自分の感覚が“普通”だと思っている
子どもって、
自分の感じ方が人と違うかどうか、まだよく分からない。
・なんかイヤ
・理由は分からないけど苦手
・説明できないけど不快
そんな感覚を、
「わがまま」や「気にしすぎ」で片づけられてしまうことも多い。
でもこの本を読むと、
感じ方は人それぞれでいいんだと、自然に伝わってくる。
親の私も、「自分と子どもは違う」と思えた
読んでいて、親の自分にも引っかかるところがあった。
たとえば、冬のスパッツ。
寒いから履いたほうがいいと思ってすすめるけど、
「なんかイヤ」「履きたくない」という気持ち。
今までは、
・慣れれば大丈夫
・そのうち平気になる
と思っていたけれど、
不快の感じ方そのものが違うのかもしれない、と思えた。
これは甘えじゃなくて、感覚の個人差。
小さな違和感を、大事にしていい
『おしっこちょっぴりもれたろう』は、
大きな問題を解決する絵本ではない。
でも、
「人には見えない不快があること」
「それを感じる自分を、否定しなくていいこと」
その2つを、
子どもにも大人にも、ちゃんと伝えてくれる。
「自分だけじゃなかったんだ」
そう思えることが、どれだけ救いになるか。
静かだけど、心に残る一冊だと思う。
☆『おしっこちょっぴりもれたろう』
「え、それ…自分だけ?」
そう思っていた小さな悩みが、
実はみんなにもあるかもしれないと気づかせてくれる絵本です。
人にはそれぞれ、
外からは分からない“ちょっと気になること”がある。
このお話を読むと、
自分も、そして他の人のことも
少しやさしく見られるようになります。
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