絵本『わすれていいから』を読んで、
静かに胸がきゅっとしました。
このお話に出てくるのは、人間と猫。
時間の流れの中で変わっていく人間と、
変わらずそこに居続ける猫の姿が描かれています。
変わっていく人間、変わらない猫
人は成長し、環境が変わり、
新しい場所へ、新しい役割へと進んでいきます。
一方で猫は、
同じ場所で、同じ距離感で、
ただ静かに待ち続けている存在。
構ってほしい気持ちもある。
寂しさもある。
それでも、相手の変化を止めようとはしない。
この猫の姿が、とても切なく、
そしてやさしく感じられました。
親と子の関係にも、どこか似ている
読みながら、
これは猫と人の話でありながら、
親と子の関係にも似ているなと思いました。
親は、変わらずそこにいる存在。
子どもは、少しずつ世界を広げ、
いつか自分の場所へ旅立っていく。
ずっと一緒にいたい気持ちと、
送り出さなければならない現実。
猫が感じている寂しさや戸惑いは、
親の心そのもののようにも感じられました。
「わすれていいから」に込められたやさしさ
タイトルの「わすれていいから」という言葉は、
突き放しているようで、
実はとても深い愛情を含んでいる言葉だと思います。
忘れていい。
でも、それは「どうでもいい」という意味ではない。
自分は変わらずここにいるから、
安心して前へ進んでいい。
そんな無言のメッセージを感じました。
変わらない存在でいるということ
親になると、
「子どものために何をしてあげられるか」
と考えることが増えます。
でも、この絵本を読んで、
変わらずそこにいることも、
立派な役割なのかもしれないと思いました。
追いかけすぎず、
引き止めすぎず、
それでも、居場所であり続けること。
『わすれていいから』は、
そんな静かな愛情を教えてくれる一冊です。
子育てをしている人にこそ、
そっと読んでほしい絵本だと思いました。
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