NHK Eテレで出会った『やさしいライオン』|子どもが夢中になった絵本

本の読み聞かせ おすすめの絵本

以前、NHK Eテレで
やなせたかしさんの絵本『やさしいライオン』のアニメを見ました。

そのとき、子どもがとても真剣な表情で画面を見ていて、
「どうなるの?」
「このあと、どうなっちゃうの?」
と、目を離さずに見ていたのが印象的でした。

話の展開が気になって仕方がない様子で、
いつものアニメとは少し違う空気を感じました。

図書館で借りたら、すぐ「読んで」と

後日、図書館でこの絵本を見つけて借りてきたところ、
上の子がすぐに気づいて、

「これ、あのときのだよね?読んで」

と、珍しく自分から絵本を持ってきました。

ストーリー自体はとてもシンプルです。

母を亡くしたライオンの子ブルブルが、犬に育てられ、深い愛情で結ばれる。
しかし周囲に理解されず、悲しい別れを迎える話です。


でも、子どもにとっては
• このあとどうなるんだろう
• お母さんにまた会えるの?
• 大丈夫なの?

と、次から次へと気になってしまう展開。

ページをめくるたびに、
自然と物語に引き込まれていくのが伝わってきました。

「ブルブル(主人公のライオン)、かわいそう」

読み終わったあと、上の子がぽつりと一言。

「ブルブル、かわいそう……」

それだけでしたが、
この一言に、この絵本のすべてが詰まっているように感じました。

難しい説明をしなくても、
誰が悪いかを教えなくても、
子どもはちゃんと感じ取っている。

ただ、
「ブルブルはやさしかった」
「お母さんに会いたかっただけ」
「ブルブルがかわいそうだった」

その気持ちが、まっすぐ残ったようでした。

シンプルだからこそ、心に残る

『やさしいライオン』は、
派手な出来事が起こる絵本ではありません。

でも、
• どうなるのか気になってしまう
• 最後まで目が離せない
• 読み終わったあと、胸に残る

そんな力があります。

子どもが「かわいそう」と感じたこと。
それ自体が、この絵本とちゃんと向き合った証拠だと思いました。

大人も、子どもも、
それぞれの立場で、静かに心に残る一冊です。

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