正解を教えない絵本たち
ヨシタケシンスケさんの絵本を何冊か続けて読むと、
ある共通点に気づきます。
それは、
「気持ちを正そうとしない」ということ。
こどもに対しても、大人に対しても、
「こう考えなさい」「こうするのが正しい」と言わない。
ただ、
そんな気持ち、あるよね
と、そっと横に座ってくれる。
今回は、我が家で読んだヨシタケシンスケさんの絵本を通して、
その魅力をまとめてみたいと思います。
「ひとつの答え」にしない世界
『りんごかもしれない』
※想像力を育てたい子/「正解はひとつ」と思いがちな子におすすめ
目の前にあるりんご。
でも、それは本当にりんごなの?
もしかしたら、
りんごの形をした何かかもしれない。
中に別の世界があるかもしれない。
ということを、遊び心たっぷりに教えてくれます。
この絵本は、
「そうに見えるものが、すべてじゃない」
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/45EgmWW
※アフィリエイトリンクを含みます。
『それしかないわけないでしょう』
※物事を一方向で決めつけがちな子/考え方の幅を広げたいときに
「選択肢はひとつじゃない」
「今そうでも、他の可能性はある」
大人になるとつい忘れてしまう感覚を、
こどもの目線で思い出させてくれる一冊。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4rd5Pdw
※アフィリエイトリンクを含みます。
『りゆうがあります』
※言い訳ばかりに見える行動の裏にある「子どもの気持ち」を知りたい親子に
一見、よくない行動にも理由がある。
怒る前に、
「どうしてそうしたの?」と立ち止まる視点をくれます。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4rlXrbM
※アフィリエイトリンクを含みます。
『みえるとかみえないとか』
※多様性・ちがいを自然に考えたい/白黒つけなくていいと知ってほしいときに
見えている人と、見えていない人。
わかっている人と、わかっていない人。
「違い」は上下じゃない。
ただの違いなんだと、自然に伝わってきます。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/49NPhTF
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
ヨシタケシンスケの絵本を読んで、息子の考え方が少しわかった話 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
気持ちの「もやもや」を否定しない
『あんなにあんなに』
※成長のさみしさやうれしさを感じている親子/写真アルバムのような一冊
好きだった気持ちが、変わってしまうこと。
大事に思っていたものが、遠くなること。
それを「悪いこと」にしない絵本。
変わる気持ちも、ちゃんと人生の一部。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4rlmnA7
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
「あんなに あんなに」ヨシタケシンスケ|子育てがつらい日に親の心を軽くしてくれた絵本 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
『ころべばいいのに』
※他人の気持ちにモヤっとする子/心の中の黒い感情を否定せずに受け止めたいときに
きれいごとじゃない感情。
嫉妬や、いじわるな気持ち。
「そんなふうに思う自分、だめだな」
と思ってしまいがちな感情を、
「そう思うこともあるよね」
と、そっと出してくれる。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/49Oy7VW
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
『ころべばいいのに』絵本レビュー|学校生活に疲れた心が、少し軽くなった理由 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
生きること・死ぬこと・時間の話
『このあとどうしちゃおう』
※「死んだらどうなる?」と気になり始めた子/正解を押しつけず話したい親子に
死を、怖いものとしてではなく、
想像するものとして描いた絵本。
正解は出さない。
わからないままでいい。
そして最後に、
「今、生きているうちにやりたいことがある」
という結論にたどり着くのが、とてもやさしい。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4sXL07s
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
『このあとどうしちゃおう』感想|「死んだらどうなる?」を子どもと考えられるヨシタケシンスケの絵本 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
『まてないの』
※待てないのは子どもだけじゃないと気づきたい大人/急かしがちな自分を見つめたいときに
「待てない」のは、こどもだけじゃない。
お腹の中にいるときから、
おばあちゃんになるまで、
人はずっと何かを待てずにいる。
そして、
子どもを急かしている大人の姿も、ちゃんと描かれる。
読むと、
自分を少し客観的に見られる絵本。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/3Z9nPcL
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
『まてないの』|「待てない」のは子どもだけじゃないと気づかされる絵本 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
「できない」「やってみたい」に寄り添う
『あきらがあけてあげるから』
※「やりたい気持ち」と「できない悔しさ」の間で揺れる子に寄り添いたいときに
自分でやりたい。
でも、できない。
やってもらえば楽。
でも、悔しい。
親が先回りしてしまうことで、
こどもの「やりたい気持ち」が
少しずつ小さくなってしまうこともある。
読んでいて、
「うちもこれ、よくあるな」と思わされる一冊。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4kcrJeK
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
『あきらがあけてあげるから』|「自分でやりたい」をそっと応援したくなる絵本 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
『しばらくあかちゃんになりますので』
※役割をがんばりすぎて疲れている子/甘えたい気持ちを肯定したいときに
みんなそれぞれ役割を持って生きている。
でも、
もう疲れた。
もうやりたくない。
赤ちゃんになってみたら、
赤ちゃんは赤ちゃんで大変。
だからまた、
今の自分に戻りたくなる。
逃げたい気持ちも、本音。
役割を果たしたい気持ちも、本音。
どちらも否定しない絵本。
▶ Amazonで見る
https://amzn.to/4qOIq2n
※アフィリエイトリンクを含みます。
▶もう少し詳しい本の感想はこちら
『しばらくあかちゃんになりますので』感想|役割から逃げたくなる気持ちも肯定してくれる絵本 | 暮らしをととのえるかめ子の子育てノート
ヨシタケシンスケさんの絵本がくれるもの
ヨシタケシンスケさんの絵本は、
• 正解を教えない
• 気持ちを評価しない
• 無理に前向きにしない
その代わりに、
• 「そう感じること」を認めてくれる
• 子どもだけでなく、親も救ってくれる
• 読んだあと、少し呼吸が楽になる
そんな絵本だと思います。
こどもに読んであげているつもりで、
実は、自分がいちばん助けられているのかもしれません。


コメント